IE9ピン留め

そういうことか!

京都造形芸術大学映画祭、見てきました。

この歳になって、コレを見るかぁ〜という映画を2本見てきました。そして、この歳になって見てよかったと思える作品だった。

『TATTOOあり』と『光の雨』。共に高橋伴明作品。京都造形芸術大学で催された映画祭の第一回目の上映会に友人から突然連絡があり、コレは行ってみようと……した訳は、伴明監督の奥様「高橋恵子」さんに会いたかったっちゅう、非常に真っ当な理由からでした。そう、この映画祭のすごいところは、司会が林海象監督で高橋夫妻が対談するという贅沢なもの。

『TATTOOあり』は、僕が大学生の頃、実際に起こった「三菱銀行人質事件」をモチーフに、宇崎竜童と関根恵子(現・高橋恵子)の主演で撮られた作品。当時、銀行員や客を人質に、警察官等数人を射殺し籠城した銀行強盗のテレビ中継をずっと見ていた記憶があるが、作品は、その事件に至るまでの犯人の生き様を主に描いていた。暴力シーンの多い映画なのに、見終わってもとても切ない。

『光の雨』は、さらに遡って、僕が小・中学校時代に記憶する70年安保・学生運動の終末期に起こった赤軍派による「大菩薩峠事件」や「よど号ハイジャック事件」の後、分派した連合赤軍による「浅間山荘事件」に端を発して、その後に発覚した集団リンチ事件の全貌を書いた立松和平氏の作品『光の雨』が原作となっている。この事件は、「よど号ハイジャック事件」に非常に興味を持った少年時代の僕が、当時からその種の書物を読みあさった経緯があり、まるでドキュメンタリーを見るような錯覚に囚われてしまった。出演は、萩原聖人、裕木奈江、山本太郎、大杉蓮 等。前作以上に、暴力と殺人が繰り返され、目を覆いたくなるシーンの連続だが、人間の愚かさと切なさばかりが心に刻み込まれる作品だった。

そして、僕の青春時代の数頁を飾った高橋恵子さん。52歳になる今でも……言葉が思い付かないくらい、美しかったです。合掌。

京都造形芸術大学映画祭、第2回は、9月30日だそうです。次は、韓国映画2本。これで、1500円は絶対に安いです。

by musicday | 2007-08-06 23:21 | アート

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