日曜日の幸せな事
日曜日はとてもいい天気。梅雨入りしたらしいけれど、そんな気配はないなぁ。久しぶりに愛犬「プー太郎」が3階の窓から街を見下ろしている。この頃、犬と話す時間が増えている。聴いているようないないような表情で付き合ってくれるけれど、やっぱり聴いていないだろな。垂れ耳の犬の耳はかなり臭うので、人に「クサイくさい」と言われる。確かに臭いけれど、人に言われるとちょっと傷つくよねぇ、プー。静かな静かな朝の時間をほんの1時間だけ過ごした。
夕方から兵庫県の三田市でライブだ。お馴染み「パスタベール」で、友人の画家・下村宜生(通称:黒ひげ)さんの個展に合わせての小さな小さなライブ。
11時30分にタカボーがうちに来て、簡単なリハを済ませる。今日の彼女は白地に蝶々の衣装。そして僕は空をイメージして水色のシャツ。なんて爽やかなんだと自画自賛の二人(相変わらずの独自路線)は、ご機嫌で機材を車に積み込んで出発。カーステレオからは、タカボー持参のフェア・グラウンド・アトラクションのライブ盤がでかい音で流れ、更にでかい声で彼女が歌う。好きなCDがかかると、そのミュージシャンが如何に素晴らしいかを半ば強引に布教し、話の途中でも突然でかい声で好きなサビの部分を歌いはじめる。そして、また突然「今鳴っている楽器は何か?」と聴いてくる。「えっと、これは…グロッケンか……」言い終わるか終わらないかに、突然、歌い出し、合間に「やっぱ、エディーは天才よねぇ」と叫ぶ。
…ひとりミュージカル女を乗せて4時前に三田に到着した。演奏前にちょっと疲れた。
久しぶりの「パスタベール」。パスタおやじはじめそのご家族が暖かく迎えてくれる。サウンド・チェックを済ませお待ちかねのパスタにありつく。「きのことベーコンのスープパスタ」を注文。う〜ん……美味い。あっという間に幸せ気分。黒ひげさんもやって来た。ライブ出演のプレゼントにネギの花束をいただく(えっ、なんで?)。英字新聞でラッピングしたネギの束を差し出す黒ひげさんの人柄が素敵だ。彼の絵は結構大きなサイズの油絵だった。アンダーな色調でちょっと荒れた感じの原っぱにしろつめ草が咲いている構図。僕の子供時代の風景を見ているようだ。早く帰らないと母に叱られる……そんな想いが心を過ぎった。
…ライブ開始までの30分。周辺を少し散歩した後、車に戻って目をつむっていたら、本当に眠くなってきた。
店の中は、半分の入り。来ていただいた方々もヴォリズが誰なのか誰も知らない状況なのだから、当然と言えば当然、想定の範囲内ってやつですね。こういう場は、観る側もかなり緊張されているのが手に取るように分かる。その緊張が一気に解けたのが5曲目あたりだろうか。解け出すとものすごい勢いでこちらにパワーが伝わってくる。ライブの終了までそれが途切れることはなく……アンコールをいただくことは想定の範囲外(汗)。急遽、その場で決めた曲をやり終えると、少ない人数の大きな暖かい拍手に包まれ大感激。
終了後、機材を片付けていると、CDを買いたいという方が「夕日の街という曲は入っていますか?」と尋ねられる。「一番新しい曲なので入っていませんが、よかったらもう一度歌いましょうか?」とタカボーが言いだし、店内はまたもや大盛り上がり。すっかりテンションがグニャグニャ・モードになっていた僕は慌てる。同じ曲を2度やることも、テンションを元に戻すのも僕にとっては大変な事だ(人によると思うが)。でも、当然やらないわけにはいかないのであった(やっぱりね)。
結果的にやって良かったし、いつまでも記憶に残る大切なライブになった。終了直後、友人のプチ☆カヅアキ君達が駆けつけてくれて、パスタベールの夜は更けていったのは言うまでもない。帰りにコンビニで午後の紅茶とシーフード・ヌードル(タカボーにわけてやる)とえんどうスナック(タカボー独り占め)とを買い、車中で食べる。あぁ、こんなことならもっと美味いパスタを食べておくのだったと後悔。その後、死体のように眠るタカボーを京都まで搬送。2時過ぎ着。家に着いて、風呂に入って、ビールを飲んで、映画「ローズ」をついつい観てしまう。そういえば、タカボーは「ローズ」の主題歌が好きではないと言っていた。僕はとても好きだけど、黙っていようと思う。
撮影:荒木田さん(当日知り合ったお客様でした)。写真中央が下村宜生(通称:黒ひげ)さん。我々が手に持っているのが花束とネギ束。
夕方から兵庫県の三田市でライブだ。お馴染み「パスタベール」で、友人の画家・下村宜生(通称:黒ひげ)さんの個展に合わせての小さな小さなライブ。
11時30分にタカボーがうちに来て、簡単なリハを済ませる。今日の彼女は白地に蝶々の衣装。そして僕は空をイメージして水色のシャツ。なんて爽やかなんだと自画自賛の二人(相変わらずの独自路線)は、ご機嫌で機材を車に積み込んで出発。カーステレオからは、タカボー持参のフェア・グラウンド・アトラクションのライブ盤がでかい音で流れ、更にでかい声で彼女が歌う。好きなCDがかかると、そのミュージシャンが如何に素晴らしいかを半ば強引に布教し、話の途中でも突然でかい声で好きなサビの部分を歌いはじめる。そして、また突然「今鳴っている楽器は何か?」と聴いてくる。「えっと、これは…グロッケンか……」言い終わるか終わらないかに、突然、歌い出し、合間に「やっぱ、エディーは天才よねぇ」と叫ぶ。
…ひとりミュージカル女を乗せて4時前に三田に到着した。演奏前にちょっと疲れた。
久しぶりの「パスタベール」。パスタおやじはじめそのご家族が暖かく迎えてくれる。サウンド・チェックを済ませお待ちかねのパスタにありつく。「きのことベーコンのスープパスタ」を注文。う〜ん……美味い。あっという間に幸せ気分。黒ひげさんもやって来た。ライブ出演のプレゼントにネギの花束をいただく(えっ、なんで?)。英字新聞でラッピングしたネギの束を差し出す黒ひげさんの人柄が素敵だ。彼の絵は結構大きなサイズの油絵だった。アンダーな色調でちょっと荒れた感じの原っぱにしろつめ草が咲いている構図。僕の子供時代の風景を見ているようだ。早く帰らないと母に叱られる……そんな想いが心を過ぎった。
…ライブ開始までの30分。周辺を少し散歩した後、車に戻って目をつむっていたら、本当に眠くなってきた。
店の中は、半分の入り。来ていただいた方々もヴォリズが誰なのか誰も知らない状況なのだから、当然と言えば当然、想定の範囲内ってやつですね。こういう場は、観る側もかなり緊張されているのが手に取るように分かる。その緊張が一気に解けたのが5曲目あたりだろうか。解け出すとものすごい勢いでこちらにパワーが伝わってくる。ライブの終了までそれが途切れることはなく……アンコールをいただくことは想定の範囲外(汗)。急遽、その場で決めた曲をやり終えると、少ない人数の大きな暖かい拍手に包まれ大感激。
終了後、機材を片付けていると、CDを買いたいという方が「夕日の街という曲は入っていますか?」と尋ねられる。「一番新しい曲なので入っていませんが、よかったらもう一度歌いましょうか?」とタカボーが言いだし、店内はまたもや大盛り上がり。すっかりテンションがグニャグニャ・モードになっていた僕は慌てる。同じ曲を2度やることも、テンションを元に戻すのも僕にとっては大変な事だ(人によると思うが)。でも、当然やらないわけにはいかないのであった(やっぱりね)。
結果的にやって良かったし、いつまでも記憶に残る大切なライブになった。終了直後、友人のプチ☆カヅアキ君達が駆けつけてくれて、パスタベールの夜は更けていったのは言うまでもない。帰りにコンビニで午後の紅茶とシーフード・ヌードル(タカボーにわけてやる)とえんどうスナック(タカボー独り占め)とを買い、車中で食べる。あぁ、こんなことならもっと美味いパスタを食べておくのだったと後悔。その後、死体のように眠るタカボーを京都まで搬送。2時過ぎ着。家に着いて、風呂に入って、ビールを飲んで、映画「ローズ」をついつい観てしまう。そういえば、タカボーは「ローズ」の主題歌が好きではないと言っていた。僕はとても好きだけど、黙っていようと思う。
撮影:荒木田さん(当日知り合ったお客様でした)。写真中央が下村宜生(通称:黒ひげ)さん。我々が手に持っているのが花束とネギ束。
by musicday | 2005-06-13 12:24